カンニングしちゃいけないっていう前提条件が無い

以下を読んでの雑感

どちらも読んでみたけど、調べれる力が必要でこれからそういう人が重要でしょ?みたいに読めてしまったんだけど、それって全然違うよね。テストの前提条件として「ネットを使って調べてよい」っていうものがあったんだったら、この子は頭がいいんだと思うよ。みんなが一生懸命解き方を調べてる間に、「知ってる人に聞く」っていう待ったく別の発想で問題の解決方法を導き出したんだから。

でも現実は違うよね。

テストの前提条件で持ち込んでいいものは無いんだよ。「僕のところは何でも持ち込んでよかったけど調べる時間なんて無かったよ。」とか、そういう話じゃなく前提としてなにも持ち込んじゃいけないんだよ。何かを計るときにはルールがあって、そのルールの中でどれだけできるか?っていう採点基準で計るんであって、その前提条件を崩してしまったら何も成り立たないと思うんだ。

例えば100メートル走とかでもさ。ドーピングしちゃいけなくて自分の体だけを使って走るっていう前提条件があるから勝負が成り立つわけよ。その前提条件を破っていいんだったら車とか使ったほうが絶対早いわけじゃない。カンニングが頭がいいって言うのは、その車を使った人を、「あいつはみんなが走ってるときに車を使うなんて頭いい。これからは自分では知る時代じゃないよね。」とか言ってるのと一緒だと思うんだ。

僕は何事も前提条件があるから力を計れるんだと思うんだ。同じ土俵でその人がどれだけの力を出せるかではかるべきで、別の土俵で勝負したらそもそも勝負が成り立たない。ま、どっちもいい材料が出たから調べるってことがこれから重要になるよね?っていうことを言いたいだけの釣り記事だと思うけど、まんまとつられてみました。