2007-09-12 失はれる物語 本 この本は短編集である。 心地よい話ばかりではないが、落ちのつけ方などやっぱりたまらない。この本の題名にもなっている「失はれる物語」交通事故で全身の感覚がなくなった男。 ただひとつ右手の感覚だけが残っていた。 その感覚を使って妻と会話をする男。どんな発想なんだ。全く思いつく気がしない。Gothと同じ人が書いたとは思えない。 乙一。この人の本はやっぱり面白い。 淡々と全てを書く感じがたまらない人である。