ウェブサービスに重要なたった一つの要素

コミュニケーション系のウェブサービスがうまくいく為に必要なたった一つの重要な要素。


それは「いかに自己満足を引き出せるか?」なのかなぁって思った。


モバゲーでもmixiでもpixivでもクックパッドでもうまくいっているウェブサービスってサービスを使っている人がそのサービスを支えているっていうことだと思うんだよね。モバゲーならユーザがゲームを提供していてうまくいってるし、mixiならユーザがユーザを集めて人が増えていってるし、クックパッドはユーザが自分でレシピを公開して、それをユーザがためしてみるっていう感じで、ユーザが主体となってそのサービスを支えてると思うんだ。

で、それはみんなが何で頑張って支えるかって言うと、自己満足だと思うんだ。

うまくいってるウェブサービスってきちんと自己満足をあおる形になってて、自分が公開したものをどれだけ見られているかを表示したり、足あと機能をつけることでみんなが見てくれていることを分かりやすく表示したり、アクセス解析をつけることでどれだけの人から見られているかをわからせるとかね。自己満足が次のアクションを生み出して、そのアクションがまた自己満足を呼び出す。このループがサービスをどんどん大きくしていってると思うんだよね。

自分が何かを公開して、それに対して反応が起こりやすくする仕組みをどれだけうまく作るか?ってのがコミュニケーション系のウェブサービスでうまくいくポイントなんじゃないかな。見たユーザが簡単に反応を起こせる仕組みとか、おもわず反応を返したくなるような仕組みとか。何かを作ったユーザに対しては、作ったものがいろんな人から見られているように見せるとか。自己満足をあおる仕組みってのが一番重要だと思うんだ。

これからコミュニケーション系のウェブサービスを造ろうと考える人はインターフェースとか機能にこだわるよりも先に、いかに自己満足を引き出す仕組みを作るかに注力したほうがうまくいくと思うよ。自己満足すると人はもう一度同じことをしようとする。それに楽しいことは人は親しい人に知らせたくなる。それが人気ウェブサービスに人が集まっている仕組みだと思うよ。