中小企業とベンチャー企業は違う

↓を読んでの雑感

創業メンバー以外でベンチャーに入る人って馬鹿なの?死ぬの?

ここに書かれていることは中小企業の話なんじゃないかな。そこらへんにあるような100人未満の中小企業なら書いてあるとおりだと思う。やっている作業は一山いくら程度の仕事をして、そのお金を上が採取して残りを自分がもらう。得られるものは仕事が無いときの少しばかりの安心感って感じかな。言い方は悪いけど、うえの人間から見た下の人間なんてお金をせっせと運んできてくれる人間に見えてもしょうがないと思う。まぁ、その上の人って言うのは途中で安定してから入った人に比べればリスクをとって起業したわけで、それなりの恩恵を受けてしかるべきだと僕は思うけどね。

で、いままで書いたのが中小企業の話。ベンチャー企業となるとちょっと違うと思う。

ベンチャー企業って何がしかの新しいサービス・新しい仕事のやり方で伸びていこうとしている会社のことだと思っている。中小企業で仕事の方法・サービスも大企業と変わらず、人数だけが少ないだけの会社なら「ばかなの?死ぬの?」って言われてもしょうがないのかもしれないけど、なにか新しいことに挑戦している会社にはいっているのであればいろんなことを学べると思う。それに、そのサービスが軌道に乗った場合、創業者じゃなくても早く入っていればそれなりに恩恵を得られると思う

結局会社って言うのは個人で出来ないことを実現するためのものだと思うんだ。「起業しろ」ってよく聞くけど、その人が言っている企業って言うのは、人脈ベースの起業のことなのかな。それとも、サービスベースの起業のことなのかな。人脈ベースで起業すると、年齢が低いうちはいいのかも知らないけど年齢が高くなるにつれて厳しくなるから若い人を雇って自分がとってきた仕事を下にやらせて搾取。これがよくある中小企業のパターン。そうじゃなくてサービスベースの起業をやるべきで、何か新しい方法・サービスを思いついてそれを実現するために起業しないと意味が無いと思うんだ。サービスを思いついた人たちっていうのが創業者で、サービスを実現していく人たちというのがベンチャー企業に勤めている人っていう関係が、理想的なベンチャー企業だと思う。というか、会社ってもともとそういうものじゃないのかな。

少ないパイを起業することで取り合っても結局は中小企業が苦しくなって大企業が甘い汁を吸うだけ。そうじゃなくてパイを増やすようなアイデアを持っている人が起業するべきで、元記事で書いているような搾取するような仕事の仕方しか思いついていない人は起業とかするべきじゃないんじゃないかと僕は思うよ。