残虐記

残虐記 (新潮文庫)

名前にそそられて読んだこの本。
小学生で1年間拉致監禁された女性のお話。

作者は実際にあった新潟少女監禁事件 を見てこの話を書いたらしい。
こんなことを書くのは不謹慎かもしれないが、非常に面白かった。

監禁されている少女の大人びた考え方。
この人が書く通り、「監禁される」という特殊な環境に対しては
大人よりも子供のほうが強いのかもしれない。

また、最後の落ちの付け所。

この本は面白い。
物語の落ちはぜひ読んで味わってもらいたい。