GOTH
僕が「乙一」という作者と出会ったのはこの作品が最初だ。
最近この人の作品は映画になったりしているので、
「乙一」という作者を知っている人も多いのではなかろうか。
この2冊は間違いない。
殺人などのちょっとグロい表現が嫌いだと思わない方ならば、
ぜひとも読んでもらいたい作品である。
この作者というのは、非常にすべてを淡々と書き表す。
確かに書いている内容は非常にグロテスクであるのだが、なぜかそこまで嫌悪感がない。
というか、読み終わった後に「あぁ、そういうことだったのか」っと納得させられる。
すべての話で読者を裏切ろうとしている感覚が良いし、
疲れずに簡単に読める感覚も非常によい。
呼んだことがない人はぜひお試しあれ。