言葉の重みと経験と・・・。

今日放送があっていたガリレオを見て、以前福山さんが言っていたこんな言葉を思い出した。


福山さんがまだ売れていなかった頃、周りにいる音楽仲間と話をしていたそうだ。その内容は以下のようなものだったと思う。「売れてるやつは自分の音楽というものを捨てている。自分は音楽を捨ててまで売れる気はしない」毎晩のように音楽仲間とそんな話をしながら盛り上がったそうだ。しかしふとした時に思ったそうだ。「売れていないうちに批判をしてどうする。一度売れてから文句は言えばいい。」そして、プロデューサーの話を聞き、音楽を捨て(いまでもそうなのかはわからないが・・・。)売れたそうだ。僕はこの言葉にいたく感動した。


「人生は金じゃない。金で買えないものはいくらでもある」


こういうことを言う人がいる。では、この人は使いきれないほどのお金を持ったことがあるのだろうか?確かに人生は金じゃないんだろう。お金で買えないたくさんのものもあるだろう。しかし、この言葉に重みを持たせるためには一度使い切れないほどのお金を稼いでみるべきじゃないのか?年収10億を優に超えるように稼いでみて「あ、人生は金じゃない・・・。」と気づいてお金を全て捨てて生きるのに十分なほどの収入まで落としたような人が言うべき言葉じゃないのか?


「人生がギャンブルだ。だから僕はギャンブルはやらない」


こういうことを言う人がよくいる。しかし、こういう人は本当にギャンブルといえるような人生を送っているのか?出会って二日目の人と結婚して、「失敗した。やっぱりやめとけばよかった・・・。」と思い、2ヵ月後に離婚してみるとか。「明日は明日の風が吹くさ」とか言いながら、突然会社をやめてみるとか。「学歴なんかかんけいねぇ」って言って、突然高校を辞めてみるとか。


まぁ、みんな適当にしゃべってるんだろうけど、どうせなら言葉に真実味を持たせたい。そのためにも、いろんな経験をして自分が経験したことをみんなに話せるようになりたいものだ。