煙草を買うにはtaspoが必要だから煙草をやめた

2008年3月から順次煙草を買うためには成人指定のカードがいります。

未成年者の喫煙防止の取り組みは、社会全体の要望であることはもちろん、たばこ業界としても最重要課題として位置づけております。
そこで、未成年者の喫煙防止対策の一環として、2008年より「taspo(タスポ)」対応の「成人識別たばこ自動販売機」を導入します。
この自動販売機をご利用の際には、成人のみに発行されるICカード、「taspo(タスポ)」が必要になります。
自動販売機に「taspo(タスポ)」をタッチして、成人であることを確認できなければ、たばこの購入ができません。

成人識別ICカード 「taspo(タスポ)」 公式サイト

僕は1月からだと思ってた。だから、去年の12月から止めた。「禁煙」じゃなくて「絶煙」してみた。で、煙草を止めて3ヶ月間を思い出して書いてみる。

開始1週間
イライラする。ところかまわず殴りたくなる。仕事にも集中できない。
開始2週間
別段普通になってくる。けど、お酒飲むと吸いたくなる。
開始1ヶ月
本当にどうでもよくなる。ただ、パチンコしてはまり出すと吸いたくなる。
開始2ヶ月以降
パチンコしてても吸いたくならない。逆に隣の人が煙草を吸いだすとムカつく。

こんな感じ。止めるためにやったことと言えば、本を読んだぐらい。

禁煙セラピー - 僕のススメ。

9月に読んでから2週間ぐらい禁煙してからまた吸い出して、きっかけを作るためにもう一度読んで読み終わってからやめた。この本いわく、煙草は麻薬で1ヶ月で完全に依存症はなくなるらしい。確かに1ヶ月過ぎると全然イライラしない。僕の思い込みが激しいせいもあるかもしれないが、本を読むだけで煙草がやめれた*1

僕が思うに何が禁煙ってのを難しくしているかっていうと「禁煙したことによる利点を得るのは10年先」ってことだと思う。

1ヶ月で依存症が抜けたから何がいいかっていうと、別に煙草を欲しなくなるっていうだけ。劇的に体調がよくなることもなければ、体力が増したってこともない。ご飯がおいしく感じるとかよく聞くけど別にそんなこともない。カレーはカレーの味がするし、牛丼は牛丼の味がする。変わったことをしいて挙げるとすれば、タバコ吸っている人の煙草くさいのが非常に気になることと、舌がザラザラしてたのが今はツルツルしてるってことぐらい。別にこれといって利点はない*2

タバコ吸いだしたからといってすぐに体調が悪くなることもないし、禁煙したからといってすぐに効果は得られない。だからやめてすぐは「何でやめてんだろう?我慢する必要ないしイライラしているほうが体に悪い」って思ってまたすぐ吸い出してしまう。少なくとも僕はそうだった。

taspo」は煙草をやめるきっかけとしては非常に優れたものだと思う。カードを使用しないと買えないっていうこれ以上無いきっかけを国が与えてくれてるんだから、ここで煙草をやめなければいつやめれるんだろうって考えてみるとあっさりやめれる。わざわざ煙草を吸うために「taspo」を取りに行って、僕(私)は煙草を吸ってるんですよって無駄にアピールして、これ見よがしに外で煙草を買って煙草を吸う。それは非常に馬鹿らしいし、かっこ悪い。

煙草をやめたことによってここが利点で、こんなすばらしい生活が手に入りますよって書こうと思ったけど、別段思いつかなかったから思いのまま書いてみた。煙草をやめて利を得ることは無いけど、煙草をやめることに失敗したからといって失うことは無い。それならこれを機に煙草を吸っている人はやめてみたらどうだろう?

禁煙生活はすばらしいとは言えないけど、何事も試してみるのは面白いですよ。

*1:読んだからやめれたっていうよりも、ただのきっかけとして本を読んだって言うほうが正しい気もするが・・・

*2:あ、小銭は減りにくくなった