IT派遣の閉塞感について書いてみる

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書いたらiPad当たるかもしれないそうなんで、なんでもいいって書いてあったから書いてみるお。
これからIT業界に入ってくる人は聞きたくないかもしれないけど最近よく思う閉塞感について書いてみるお。
iPadほしいお

仕事と趣味の違い

会社でプログラミングをしだしてわかったことは、

趣味プログラミングと仕事プログラミングは似て非なるもの

ってこと。

趣味プログラミングは面白い。仕様も自分で決めて言語も自分で決めて、大体の動きを自分の頭の中だけに残してわざわざ設計書に落とす必要も無い。全く必要性が感じられないコーディング規約も無いし、きっちりとしたテスト仕様書を書いてテストする必要も無い。とにかく動くものを一生懸命に作り上げれば良くって面白い。僕が学生時代に思い描いていたプログラミングってそういうものだったんだよなぁ。

でもこれが仕事プログラミングだと全然違ったんだよね。

仕様はきっちりと決めて、それをしっかりと設計書に落として、コーディング規約にそってしっかりとコーディングして、出来上がったものに対してテスト仕様書書いて・・・みたいなね。で、しっかりと仕様を決めたはずなのに、お客さんの鶴の一声で仕様の根本が変わって、それ無理って最初言ったじゃないって言っても聞いてくれるわけも無く設計から作り直し。こんなのが繰り返されたらそりゃ面白い分けないよね。

お客さんに認めらても会社が儲からない罠

面白くなくても仕事は仕事だからきっちりやるのは当然なわけで、面白く無いなぁと思いながらも日々業務をきっちりやっていってると、普通にお客さんの評判が上がる。評判が上がるとお客さんからもらえるお金が上がるかと見せかけてそれが上がらない。なんで上がらないかって言うと、僕は基本的に派遣で仕事をしていて派遣業って言うのは「1ヶ月働いたらいくら」みたいな世界で、仕事ができるからって倍にしてくれるかって言うとそんなわけでもない。仕事が出来る証って言うのはすずめの涙ぐらい増える会社に入ってくるお金とひたすら長く続く同じ業務なんだ。

給料が変わらなくても仕事は増える

仕事は仕事として効率的にやっていこうと考えると、少しずつでも効率的になっていって時間に余裕が出来てくる。この余裕の時間が自由に使えるわけではなくて、あいている時間があればどんどん仕事を振ってきて、仕事が効率的になると仕事量は増えていくっていう悲しい結果がまっている。それで、仕事が増えていってもそれをきっちり終わらせ続けると信頼が生まれて今度は重要度が高い仕事が少しずつふってくる。この無限ループを繰り返すと、もらえるお金は換わらないけど重要度が高い仕事をたくさんしなければならないって言うわけの分からない状況が出来上がっちゃうんだよね。

こういう状況が続くと「それなら別の仕事したほうが金が儲かるわい!」って言いたくなるんだけど、僕と同じ会社の人が同じお客さんのところでたくさん働いてるせいで強くいえなくって、悶々としながらお金にならない仕事をやり続けているって言うのが僕の今の現状。

IT業界の疲弊

やればやるほどお客さんからの信頼が得られて、お客さんから信頼が得られれば得られるほど難しい仕事が大量にふられてくる。ただし仕事の量は増えてももらえるお金の量は基本的に一緒だから適当にのほほんと仕事をやっていたほうが楽は楽。ただそれはプロとしてありえないんじゃないかと悶々と考えて結局仕事をきっちり回すとやっぱりどんどん仕事が増えていって、やっぱり楽なほうに(ry。まじで無限ループ。

IT業務の派遣業なんてこんなもん。楽しいプログラミングは趣味でやればいいって思う。