オーデュボンの祈り

オーデュボンの祈り (新潮文庫)

日本の近くに鎖国をした島がある。
ひょんなことからその島に行ってしまった男の話。

その島にはしゃべる案山子(かかし)がいる。
その案山子は未来の出来ごとをすべて知っている。

この案山子が非常によい味を出している。
もったいぶった話し方とかが非常に好き。


僕がこの作者の本を読んで共通して思うことがひとつある。
それはすべての出来事がつながりがあるということだ。


無駄な出来事はない。
無駄な人間はいない。


この人の本を読んでいるとひしひしとそう感じる。
ぜひ読んでいただきたい一冊である。