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在日韓国人とは各も悲しいものなのだろうか。


あらすじとしては、平たく言うと「在日韓国人の恋愛」の話。こうかくと、単純な話のようだが非常に面白い。在日韓国人ということで日本人とは違う人生を歩んでいくのだが、破天荒な人生を歩んでいる割には暗くない。書き手が違えばもっと深く・暗い・考えさせられる内容になっていたのだろうがこいつは違う。書き方が明るいし、悲観しながらも前向きに進んでいく姿勢といい、親父さんの破天荒な性格といい、すんなりと楽しく読めた一冊だ。


この本を読んで強く思ったのは「人間というのは結局はひとつなのだ」ということだ。


ミトコンドリアというものをご存知だろうか。この本にも書いてあるのだが、細胞にはミトコンドリアというものが含まれている。このミトコンドリアというものは前世を強くあらわすという性質を持っている。これによって、全ての人間はアフリカの女性までさかのぼれば親戚になるという話である。昔読んだ本にも(パラサイト・イブだっけな?)にも同じようなことが書いてあったため、間違いは無いのだろう。


在日韓国人と日本人。どこがどう違うのだろう?戻るだけ戻ってアフリカの女性まで行けばみんな家族なのだ。現在は白人・黒人・黄色人と色々な人種がいると言っているが、実は日本人の中で肌が黒い人とか白い人とかそんなものと対して違いは無いんじゃないのか?


全人類は家族。このように考えれば戦争はなくなったりしないのだろうか。。。